目次
Salesforceエンジニアの仕事内容
Salesforceエンジニアの仕事内容はシステムの導入支援から開発、機能追加、保守運用など、Salesforce運用の全てのフェーズに及びます。
また導入先の業種を問わないため、お客様は多岐に渡ります。以下では具体的な仕事内容について解説します。
導入支援
Salesforceには多種多様な機能が用意されているため、まずはSalesforceを使って何を実現したいのかを明確にする必要があります。
そのため、Salesforceエンジニアは、クライアント企業から業務内容のヒアリングを行い、どのような機能があれば課題を解決できるのか、検討し提案します。
開発
Salesforceでは、Apexというプログラミング言語を使ってシステム開発を行います。また、エンジニアは既に稼働している基幹システムと、Salesforceを連携させる業務も同時に行います。
そのためSalesforceの開発では、お客様の他システムを理解し、Salesforceとうまく連携させることが重要になります。
機能追加・削除
Salesforceの導入検討時、クライアントからヒアリングした内容をもとに必要な機能の追加を行います。
また機能の追加だけではなく、ヒアリングの中で不要と思われる機能を削除することもSalesforceエンジニアの重要な仕事内容です。
保守
salesforceエンジニアは、システム稼働後のトラブルやお客様からの問い合わせにも対応します。導入当初は特にトラブル等が発生しやすく、トラブル発生時には適切に対応する必要があります。
加えて、お客様から「使い方がわからない」といった問い合わせも発生することが少なくありません。これらに対して適切に対処する事もSalesforceエンジニアとしての重要な業務です。
Salesforceエンジニアの将来性
Salesforceエンジニアの将来性は高いと言われていますが、その理由を解説します。
SaaS市場の拡大
SalesforceのようなSaaS市場は、非常に伸び率の高いマーケットです。IDCの調査によれば、日本の2020年~2026年のCAGR(年平均成長率)の予測は約14%となっていますが、Salesforceはそれ以上の伸び率を誇っています。
そのことからも、Salesforceは今後も成長し、マーケットのシェアは高まることが予想されています。そのためSalesforceエンジニアの需要は将来的にも高いと見込まれます。
(参考:SaaS業界レポート2021)
世界中の顧客
Salesforceは世界中の多くの企業での導入されており、顧客管理・営業支援ツールとして非常に優れたツールであると認識されています。
Salesforceの導入や改修を検討する企業は今後も増えていくため、専門のエンジニアの需要も高くなることでしょう。
幅広い業種への対応
Salesforceは企業規模や業界を問わず、世界で18万5000社以上、日本でも約6000社以上の企業で利用されています。
多くの企業に利用されている理由として、Salesforceの顧客管理・営業支援ツールは業界に関係なく、普遍的なツールであるということが挙げられます。
今後もこの流れは変わらないと言えるでしょう。そのためSalesforceエンジニアの将来性は高いことが予想されます。
(参考:Salesforce(セールスフォース)って何?)
Salesforceエンジニアの必要スキル
Salesforceエンジニアに必要なスキルについて、3つ紹介します。
コミュニケーションスキル
Salesforceは柔軟性が高いため、お客様のニーズを正しく理解し、言語化したうえで導入・開発していく必要があります。
そのため、導入前の課題ヒアリング、導入後の解決策の提案など、相手を動かすコミュニケーションスキルは必要です。
Apexの開発経験
Salesforceの開発や、機能追加等のカスタマイズはApexという言語を用いて行われます。
Apexとは、Salesforceの機能を拡張する際に使われる、Javaに似ているプログラミング言語です。そのため、Apexの知識は必須になるといえるでしょう。
顧客特性と業務内容の理解
Salesforceは多様な業界、世界中の企業が導入の対象です。
そのため、Salesforceにおける専門的な知識を保有しつつ、導入企業の特性と業務内容を短期間で理解し、Salesforceがどのように顧客価値を向上できるかどうかを考え、それらを提案する必要があります。
つまり、顧客のビジネスを十分に理解する力がお客様の成功につながることになるでしょう。
Salesforceエンジニアになるためのキャリアパス
Salesforceエンジニアになるためには、正社員として企業に所属するか、もしくはフリーランスとして独立するのかの2つのパターンがあります。
転職
まずは転職し、企業に所属してSalesforceエンジニアになることです。企業に所属している場合は、案件(プロジェクト)単位で仕事をするケースが多くなります。
仕事内容としては、導入支援から保守まで一貫して対応することもありますが、開発もしくは保守のみといった形で、お客様からの依頼内容に応じて参画することもあります。
また、企業に雇用される形になるため、社会保険や雇用保険はもちろん、場合によっては福利厚生などが充実していることもあるでしょう。
独立、フリーランス
一方で独立し、フリーランスとしてSalesforceエンジニアになる場合、案件(プロジェクト)単位」で業務を行う場合もありますが、企業と直接契約するケースが多いです。
自身のスキルや得意分野をもとに案件を獲得するため、特定の領域に絞った形で業務を行うことが多くなるでしょう。
また、フリーランスの場合は、企業経営や顧客管理・営業支援の業務設計、システム設計等のアドバイザリーを行うようなコンサルタントの役割も担うことがあります。
そのためエンジニアとしてのスキルだけでなく、業務を進めていくマネジメント力等も必要になる場合もあります
Salesforceエンジニアの年収
前述のとおり、Salesforceエンジニアとしてキャリアの道を作るためには、企業に所属する場合とフリーランスとして独立する場合の大きく分けて2つあります。それぞれの年収について解説します。
転職によるキャリアの場合
求人サイトを見ると、Salesforceエンジニアの年収は約400万円~700万円で募集されているケースが多く見受けられます。
もちろん、スキルによって異なるため、未経験者は400~450万円ほどですが、一方でSalesforceエンジニアとしての経験が豊富であり、先述の必要スキルを身に付けている場合、年収1000万円以上を狙うことも可能です。
独立、フリーランスによるキャリアの場合
年収は企業に所属する場合よりも高くなるケースが多いです。フリーランス向けのSalesforceエンジニア案件を見てみると、100%稼働を想定とした場合、約65万円/月から、高単価の案件になると100万円以上/月もあります。
まとめ
今回の記事では、Salesforceエンジニアの需要について解説しました。コンサルティング案件などを探している方、事例を知りたい方は、ぜひfoRProまでご相談ください。