エンジニア(キャリア)

フリーランスエンジニアはやめとけ?やばい?実情と成功のポイントを解説

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 フリーランスエンジニアはやめとけと言われる3つの理由

ネットを見るとフリーランスエンジニアを賞賛する声もあれば、「フリーランスエンジニアはやめた方がいい」という声まで様々です。ここでは「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われる3つの理由をご紹介します。
・収入に安定性がない
・案件獲得に営業力が必要
・新しいスキルを身に着けにくい

収入に安定性がない
収入の安定性がないのはエンジニアに限らず、フリーランス全員に共通する弱みです。正社員は毎月給与という形で一定額が振り込まれますが、フリーランスは案件ごとの支給になるため収入が不安定になります。もちろん収入が多い月もありますが、少なくなる月も存在します。

特に正社員のような毎月の振り込みがない分、収入面で精神的に追い込まれる可能性もあるので注意が必要です。

案件獲得に営業力が必要
社員エンジニアであれば、社内で案件を振られてそれに対応する形で問題ありませんが、フリーランスエンジニアの場合は自分自身で案件を獲得する必要があります。これまで社内の他メンバーが担っていた案件獲得を行うには、エンジニアスキルに加えて営業力が必要となります。どんなにエンジニアスキルが優れていても、案件を獲得する営業力がないと、収入は入ってきません。

既存のクライアントへの声掛け、前職の取引関係者からの引き合い、ビジネスマッチング系アプリなど様々なチャネルで案件を獲得する必要があります。現在では営業仲介やフリーランス専用案件を掲載しているサイトなどが普及しているため、過度に恐れる必要はありませんが、一つのリスクとして認識しておくとよいでしょう。

新しいスキルを身に着けにくい
フリーランスエンジニアとして独立すると新しいスキルを身に着けにくいです。会社員エンジニアは、スキル不足があっても、スキルを身に着けながら新規案件に参画することが可能です。

一方、フリーランスエンジニアは即戦力が求められるため、未経験の案件に参画することは少なくなります。既存のスキルセットから参画可能な案件を探して仕事を受注することになるため、結果的に新しいスキルを身に着ける場は少なくなります。

 フリーランスと会社員の働き方の違い(エンジニア)

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアは大きく3つの違いがあります。ここでは、それぞれの違いについて次の3つの観点から解説します。
・案件の違い
・作業場所や稼働時間
・年収の違い

案件の違い
まずは案件の違いです。会社員エンジニアであれば、案件は基本的に会社から与えられた案件に対応することになります。そのため自分の希望が通らないリスクなどを一定覚悟する必要があります。しかし先述のように会社には育成という考えがあるので、未経験であっても新規案件にチャレンジすることも可能です。

一方でフリーランスエンジニアは案件を自分自身で選ぶ権利があります。自分の得意分野や好きな分野が既に確立されているのであれば、その案件のみに絞って参画することが可能です。

■例
・Java/幼稚園および保育園向けシステム開発案件・求人(月額50万~70万)
・Swift/ネットショップ作成アプリのiOS開発案件・求人(月額65万~90万)
・Vue.js/自社口コミ管理システム開発支援案件・求人(月額68万~92万)

上記のように、言語ごとに案件が募集されていることが分かります。しかし、未経験の案件には挑戦しにくいというリスクもあるため注意が必要です。

作業場所や稼働時間の違い
作業場所や稼働時間という点でも会社員エンジニアとフリーランスエンジニアは異なります。
会社員であれば作業時間はある程度定められており、稼働時間などもコアタイムが決められていることが多くあります。一方でフリーランスは作業場所、稼働時間を自分自身で選択することが可能です。案件によってはオフィス勤務などが義務付けられていることもありますが、そのような案件を選択しないという権利もフリーランスは有しているので、非常に自由度が高いことが特徴です。

年収の違い
年収ですが、一般的にはフリーランスのほうが高くなる傾向にあります。会社勤めのエンジニアの平均給与は452万円と言われています。

全職種の平均給与が400万程度であることを鑑みると高水準ですが、フリーランスエンジニアの方が平均給与は高くなります。フリーランスエンジニアの平均給与は700万程度とも言われており、IT人材白書では「同じ業務内容であれば、会社員に比べ報酬は高い。約2倍程度である例も少なくない」という記載もあるほどです。
(参考:ITエンジニアの平均年収はいくら?

フリーランスエンジニアで理解しておくべき2つの契約形態
エンジニアがフリーランスとして仕事を受注するうえで理解しておくべき2つの契約形態が「請負契約」と「準委任契約」です。

請負契約
「請負契約」は請負人が仕事を完成させることを約束し、その結果に対して報酬が支払われる形式の契約です。システム開発などで完成品を納品することで契約が完了となる形態で生産性を高めることで利益率を高めることが可能です。
ただ、契約不適合の責任を負うため、バグなどには適宜対応する必要があります。しっかりと案件納品までの道筋が見えているベテラン技術者などにはおすすめです。

準委任契約
「準委任契約」とは、特定の業務を遂行することを定めた契約のことです。
請負契約と違い成果物の納品義務はない一方で、プロジェクトの炎上などにより想定外の時間的拘束が発生する可能性があります。成果物の納品がないため、技術的に不安な箇所などがある場合は準委任契約がおすすめです。

それぞれの特徴を理解しつつ、案件を選択する必要があります。

 フリーランスエンジニアに向いている人の特徴3選

フリーランスエンジニアに向いている人は大きく3つの特徴があります。ここではそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。
・タスク管理能力が高い人
・エンジニアスキルだけでなく、営業スキルもある人
・安定よりも変化を楽しめる人

タスク管理能力の高い人
一つ目はタスク管理能力の高い人です。フリーランスは仕事の獲得から納品までをすべて自分自身で行う必要があり、いわば一人社長として働くことになります。
そのため自分自身のタスクをしっかりと管理して仕事を進められる人に向いています。

エンジニアスキルだけでなく、営業スキルもある人
先述のようにフリーランスは一人社長であるため、案件獲得も自分自身で行う必要があります。今ではフリーランス専用のサイトなどが普及しているとは言え、クライアントとの関係構築など一定の営業力は必要になります。
エンジニアスキルだけでなく、クライアントとの関係を構築できる営業力を有した人材が向いています。

安定よりも変化を楽しめる人
フリーランスは稼働などが安定しないことも多く、収入も不安定になりがちです。そういった変化をポジティブに捉えて楽しく働ける人はフリーランスに向いています。

逆にそういった変化をネガティブに感じてしまう方は安定した会社員の方が向いています。

フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴3選

フリーランスエンジニアに向いていない人は次の3つの特徴があります。ここではそれぞれの特徴について詳しく解説します。
・営業力がなく、自分で案件を獲得できない人
・大きな案件にチャレンジしたい人
・セルフコントロールの苦手な人

営業力がなく、自分で案件を獲得できない人
まずは先述の向いている人の特徴の裏返しですが、営業力がない方はフリーランスとして独立するには向いていません。案件を獲得して初めてエンジニアとして仕事をスタートできるので、案件を受注できるだけの営業力を有していないとフリーランスとして活躍することは難しいです。

先述の通り、既存のクライアントへの声掛け、前職の取引関係者からの引き合い、ビジネスマッチング系アプリでの出会いなど様々なチャネルでの案件獲得に挑戦する気持ちが重要です。

大きな案件にチャレンジしたい人
大きな案件にチャレンジしたい人もフリーランスは向いていません。フリーランス向け案件の多くはスポットの開発であることが多いです。大規模な案件に参画出来た際も、マネジメントなどの中枢部分は正社員であることが多く、期待していた案件の携わり方ではないことがあります。

セルフコントロールの苦手な人
フリーランスは自分の都合でいくらでも稼働を調整することが可能です。自由を謳って稼働時間を削り続けていると、あとから取返しのつかないことになりかねないため、セルフコントロールに自信がない人には向いていません。

フリーランスエンジニアとして独立して働くには?

フリーランスエンジニアになるには、3年程度の実務経験があることが望ましい

フリーランスエンジニアになるには3年程度の実務経験があることが望ましいとされています。もちろん3年未満の実務経験でも案件自体は存在しますし、独立も可能です。

ただ検索すると「3年以上の実務経験」が必須となっている案件が非常に多いです。
今後のフリーランス人生で案件の幅を狭めないためにも、まずは会社員として3年程度実務を経験するようにしましょう。

スキルを習得のために最初は会社員が一般的

フリーランスエンジニアは単価感も高く、仕事の自由度も高いためメリットばかりが目立ちますが、デメリットも存在します。スキルがしっかり身についたエンジニアが独立するのは問題ありませんが、エンジニアとして未熟なうちは会社員としてしっかりスキルを身に着けることが重要です。

実際に経済産業省の発表している「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、IT関連産業における年収は部下を指導できるチームリーダーレベルになると大きく伸長することが分かっています。

フリーランスとして活躍するための経験年数やプログラミングスキルは千差万別ですが、焦らずとも部下を指導できるだけの実力をつけてから独立すれば、フリーランスとしての案件選択の幅も広がります。ご自身に最適な独立タイミングを考えた上で、フリーランスエンジニアとして活動するようにしましょう。

 フリーランスエンジニアとして成功するポイント3選

フリーランスエンジニアとして成功するためには次の3つのポイントに注意して活動する必要があります。
・スキルアップを欠かさない
・既存のコネクションを活用する
・ポジションごとの単価を意識する

スキルアップを欠かさない
フリーとして独立後も常にスキルアップの意識は継続させましょう。ここでは、スキル=複数の言語、システム開発に対応できる力と捉えてください。フリーランスはどうしても自分の得意な領域のみに案件を絞りがちです。たまにはまだ得意ではない領域の案件などにも手を広げて、対応できる案件の多角化を図っていくことで、フリーランスとして継続的に活動するチャンスが広がります。

またプログラミング言語の流行り廃りもあり、今後のフリーランス人生で案件に困らないためにも、多くの案件に対応できるスキルを身に着ける必要があります。

既存のコネクションを活用する
一度案件を受注した会社とのコネクションをしっかり保っていくのも成功するフリーランスの特徴です。フリーランスサイトなどであれば単発案件なども多いのですが、関係をその一回で終わらせるのではなく、担当者の連絡先をコネクションとして持っておくことで継続的に案件を受注できる可能性が高まります。

現場担当者も都度新しい人材を募集するよりもスキルに信頼を置いている既存の人材の方が仕事を進めるうえで楽です。そのため、定期的にコンタクトを取るなどしておくことで、新規案件の募集があった際に真っ先に声掛けをしてもらえます。

ポジションごとの単価を意識する
最後にポジションごとの単価を意識するというのも成功するフリーランスに共通する特徴の一つです。ITの現場にはSE・PMO・バックエンドエンジニア・フロントエンドエンジニアなど様々な職種が存在します。
例えばSEであれば、下記のような案件が代表的で、給与水準は高くはありません。
・RPA開発、システム導入等(月額35万円~)
・医療系企業内での社内SE(月額33万円~)

しかしこれがPMOになると下記などが代表的な案件となり、単価感がSEと比較して3倍程度に跳ね上がります。
・銀行システム統合プロジェクトのPMO支援(月額80万~100万)
・基幹システム移行PJのPMO支援/金融業(月額80万~105万)

最終的に自分がどの程度の単価感で働きたいのかを明確にして、フリーランスエンジニアとしてのキャリアを構築することが必要です。

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