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SAPコンサル経験1年でも月100万円を狙える
SAPコンサルタントの経験が1年以上ある場合、SAPフリーランスの月給100万円以上を狙うことも可能です。経験年数1年という短さでも月収100万円にのぼる背景として、「2027年問題」と「フリーコンサルの需要拡大」が挙げられます。
2027年問題とは、日本国内2000社以上で導入されたSAP ERPのメンテナンスサポートが2027年で終了するというものです。SAPの新製品への移行には少なくとも2年かかると言われており、2027年までに移行を完了することが目標の場合、2027年までの需要は大幅に増加するでしょう。
そのため、SAPコンサルティングを行っている大手コンサルティング会社でも、現在人材が不足している状況なのです。このような状況下において、SAPコンサルタントとして1年の経験でも月収100万円以上を狙いやすくなっているのです。
ERP導入経験があれば月150万円を狙える
SAPフリーコンサルタントとして、高い単価を取得したい場合は、プロジェクトの管理、すなわちマネジメント経験も必要です。
現在の需給バランスでは、PMOを担当する人材が非常に不足しており、SAPの経験がなくても、PMOの経験があり、ERPの導入の経験があれば高収入を狙うことが可能です。非SAP領域であっても、PMOとしてERP導入経験があれば、案件単価も月額100万円から120万円が多くなっています。
前述したように、現在不足しているのはSAPプロジェクト管理の経験を持つ人ですが、非SAP領域であっても、プロジェクト管理経験があればアサインの可能性は十分に考えられます。もちろん、SAPプロジェクトを管理するには、上流から下流まで一気通貫して経験している必要があります。
SAPのPMOや要件定義の経験があれば月200万円を狙える
SAPのPMO経験が3年以上ある場合、単価は150〜200万円が目安になります。前述したように、SAP領域の人材が不足しているため、マーケットにはプロジェクトが多く、1年程度のPMO経験であってもオファーを受ける可能性があります。
求人例
■業界
外資系製薬会社
■案件概要
SAP S/4 HANAロールインプロジェクト
■仕事内容
海外本社において設計されたグローバルテンプレートを導入して、日本に特化した要件にたいしてソリューションを設計・導入するというアプローチを担う。
■勤務地:基本リモート
※オンサイト地は新宿
■稼働率:100%
単価:150万円
求人例
■業界
化学
■案件概要
SAP COチームリード
■仕事内容
・システム要件定義(CRP・課題検討等)
・移行要件定義
■勤務地
リモート
■稼働率
100%
■単価
200万円
■募集人数
1名
■求めるスキル
・SAP(CO)領域の要件定義リード
・原価センタ・利益センタのコード設計
・S/4、既存周辺システム(原価管理、帳票出力)とのシステム連携・データフローの整理
・CRP実施及びアドオン機能要件の整理
・マスタ/コード設計、移行要件、IF要件の取り纏め
■尚可スキル
・チームリーダー経験
・SAP COモジュール導入の知識・経験(特にカスタマイズ知識・経験)
・要件定義フェーズの参画経験
・クライアント含めた会議のファシリテーション・取りまとめ
■年齢
不問
グローバル案件の経験で月500万円を狙える
特にM&Aの増加に伴い、グローバルに導入されるSAPプロジェクトが増えており、英語による業務経験が求められています。コンサルティングとグローバルプロジェクトの経験が豊富な方には、月額500万円という驚異的な単価が出ていることもあります。
SAPコンサルタントとして、高い単価の取引を勝ち取るには、英語のスキルが非常に重要です。SAPには多くの日本企業のグローバル展開プロジェクトがあり、英語でのコミュニケーションが必要な場合、高単価を狙えます。英語によるネゴシエーションやデイスカッション能力が求められ、欧米独特の論理的思考能力が必要になるので、海外留学や6ケ月の語学研修などを選択肢の一つにしても良いでしょう。
まとめ
今回の記事ではSAPコンサルとして独立して失敗した際の年収と求人例を解説しました。SAP案件を探している方、事例を知りたい方は、ぜひfoRProまでご相談ください。